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男性性被害の現状

☆ 男性サバイバーの現状 ☆
現在の社会では、少年や男性も性被害にあうことについてほとんど知られていません。
当然、社会の偏見も根強く、男性サバイバーのためのサポートは少ないのが現状です。
そのため性被害で傷つきながらも、しばしばそのつらさを誰にも話すことができず、孤立感や羞恥心にひとり苦しむことがあります。
また話すことができたとしても信じてもらえず、さらなるつらさを味わうことが多々あります。
しかし、現実には男性(少年)もセクハラやチカン、性的いじめ、ストーカー、性的虐待、レイプ、性暴力などいろいろな被害にあっており、その傷も人によってはトラウマともなることもあります。

☆ だれもが被害者になり得る ☆
男性の性被害者に被害にあいやすい共通の特徴はなく、だれもが被害者になる可能性があります。
これまで聞き及んだ被害者の年齢も、幼児から成人男性までにおよんでいます。
また、男性の性被害者を弱い存在と見なすのは誤りで、他人の一方的な暴力によって自己の尊厳を傷つけられたのです。
さらに、すべての男性サバイバーが将来かならず加害者になるというのも誤った情報です。
性暴力はいつでも加害者にその非があることを思い出してください。
そしていかなる被害者も適切なケアを受け、敬意をもって接せられる権利があります。

☆ 加害者はどんな人? ☆
これまでの経験から見ると、加害者は成人男性や10代の少年がもっとも多く、女性の加害者もいます。加害者は、見知らぬ他人、家族(父・母・兄・姉)、親戚、近所の人、教師、聖職者、サラリーマン、会社や学校の同僚、カウンセラー、同級生、少年、少女などと多様です。
異性愛者からの加害も、同性愛者からの加害もともにあります。 


「出前講座」をお引き受けます!

★ 次の3テーマで「出前講座」をしていま~す! ★

「男性・少年にたいする性暴力」「性被害者支援における精神科医・カウンセラー・弁護士など援助職による倫理違反の実際と解決策」「平和学のすすめ」。
詳細は、ranka222@kitty.jp (くろたけ宛)まで。

「出前講座のチラシ(doc)」  ←クリック!
 http://ranka21.web.fc2.com/demaekouza_chirashi_2012.doc

・過去には、カウンセラーの団体や虐待防止の団体、医療と患者に関するグループなどで、スピーチしています。

役に立つ本

★ 男性性被害を理解するための本 ★

◆グループ・ウィズネス編著『性暴力を生き抜いた少年と男性の癒しのガイド』明石書店、2005年7月、1500円+税、200頁。男性サバイバーに向けて書かれた「癒しのガイドブック」。

◆森田ゆり『癒しのエンパワメント』築地書館、2002年、2000円+税、232頁。サバイバーに向けて書かれた実践的な「癒しのガイド・ブック」。

◆エレン・バス/ローラ・デイビス共著、原美奈子/二見れい子共訳『生きる勇気と癒す力』三一書房、1997年、5500円+税。あまりに有名なセクシャル・アビューズ(性的虐待)を経験した女性のための「癒しのガイドブック」。男性にもたいへんよく役立ちます。

◆J.サツーロ、R.ラッセル、P.ブラッドウェイ・著、三輪妙子・訳、田上時子・解説『男の子を性被害から守る本』 築地書館、1000円、2004年。イラストを交えながら、男の子が性被害にあわないためには、どうしたらいいか、あってしまったらどうしたらいいかについて書かれています。

◆森田ゆり著『新・子どもの虐待』岩波書店、2004年、580、岩波ブックレット。虐待された子どもに接する親や教師の方は、緊急カウンセリング’(77ページ~)を一読を。

◆森田ゆり著『子どもへの性的虐待』岩波新書、2008年、740円。男性サバイバーの手記あり。

◆窪田容子・村本邦子著『子どもが被害にあったとき』三学出版、2001年、952円。子どもが被害にあったときの対応について。

◆ローラ・デイビス著、麻鳥澄江・鈴木隆文訳『もしも大切な人が子どもの頃に性虐待にあっていたら~ともに眠り、とにも笑う~』青木書店、2004年、2700円。サバイバーのパートナー(配偶者や恋人)のための一冊。原書を見ると男性サバイバーやセクシャルマイノリティの事例も多数含まれていることがわかる。

◆リチャード・B・ガートナー著『少年への性的虐待~男性被害者の心的外傷と精神分析治療~』作品社、本体3,800円、2005年、494頁。アメリカの精神科医が38人の男性被害者の症例をもとに記した一冊。

◆アンデシュ・ニューマン& ベリエ・スヴェンソン著、太田 美幸訳『性的虐待を受けた少年たち―ボーイズ・クリニックの治療記録』新評論、2008年、2,625 円(税込)、302頁。スウェーデンのボーイズ・クリニックでの約10年間にわたる男性サバイバーの治療の記録。

◆ジュディス・L・ハーマン著、中井久夫訳『心的外傷と回復』みすず書房、1996年、6600円。心的外傷(トラウマ)について書かれた専門書。

◆さいふうめい・著、浅野なお・イラスト『誰にも言えない~サバイバー~』NHK中学生日記 1 、日本放送出版協会、2007年3月。NHK教育のテレビドラマ「中学生日記」が、少年への性的虐待を取り上げ、反響を呼んだ作品をコミック化。

◆性暴力を許さない女の会編著『サバイバーズハンドブック---性暴力被害回復への手がかり』新水社、初版1999年、改訂版2002年、1400円+税。やや古いが警察・法律・裁判の対応が詳しい。

援助職から被害にあったら

女性や男性を問わず性被害者(サバイバー)やクライアントが、性被害者支援をしている援助職からさまざまな被害をうけることがあります。

実際に、下記の報道事例に見るように、性被害者やPTSDのクライアントや虐待被害者にたいし、精神科医、カウンセラー、弁護士、施設の職員などがさらに各種の被害・加害をあたえる事件が起きています。

男性サバイバーたちも、暴言や守秘義務違反、まちがった治療やカウンセリング、カウンセリングルームで下着を取るように言われる、性的搾取、研究での被害などの被害を受けています。

このような倫理違反事件の多くが泣き寝入りさせられていると考えれれます。
また、救済機関もほとんどありません。

日本では、倫理違反を犯した援助職が被害者支援の団体の代表を務めたり、専門家の倫理を説くなど本末転倒な状況が見られ、本格的な取り組みはこれからといわざる得ません。

なお、「二次被害

なお、いうまでもなく、カウンセリング・治療・研究において、ことばや行動による性的接触自体が倫理違反なので、援助職にかかれるときは被害をうけないように注意してください。

倫理的被害にあったときには、下記が多少参考になるかもしれません。

・「精神科やカウンセリングで被害にあったら」(共同ブログより)
  その1その2その3

・アメリカ心理学会女性委員会(ワシントンDC)「心理療法にセックスが入ってくるとき」(女性ライフサイクル研究所『女性ライフサイクル研究』・バックナンバーから論文集より)

「性被害者のインタビューで注意すべきこと」

・援助職から倫理被害をうけた被害者と家族のためのネットワーク「プラタナス」


★こんな事件がおきています★

・トラウマの学会元会長が、クライアントに暴行した上にカルテを改竄したため、裁判所が賠償命令

・PTSDのクライアントに、暴言をあびせた精神科医に賠償命令

・某カウンセラー団体の元会長が、性被害者の悪評を広めたため賠償命令

・性被害者支援を専門にしている弁護士が、性被害者からの相談を漏らしたとして守秘義務違反で裁判所に提訴される

・性被害者にたいし適切に対応しなかった警察を提訴

・守秘義務違反を犯したカウンセラーに賠償命令

・性被害を受けた学生の権利を守らなかった大学の倫理委員会に賠償命令

・保護した児童にわいせつ行為をした児童相談所の職員を逮捕

・養護施設の児童にわいせつ行為をした2人の職員を懲戒解雇

・相談に訪れた性被害者にセクハラをした相談員を逮捕

・里親が一時預かりした児童にわいせつ行為

・学童の通学の見守りをしているスクールガードが、児童を自宅に連れ込んでわいせつ行為

ミーティングを体験してみませんか?

★★★以下、転載・掲示板などの投稿OKです★★★
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男性サバイバーのための自助グループ「RANKA」(らんか・旧MSV)では、2月11日(金・祝)・横浜で、オープン・ミーティング(体験ミーティング)を開きます!
当日は、オープン参加のため、当事者(性被害者)もそうでない人も、家族、友人、男性、女性、LGBT(セクシャルマイノリティ)、マスコミ、援助者などを問わず、どなたでも体験できます。
性暴力や男性の性被害にご関心のある方は、どうぞご来場ください。
事前申し込み不要です。
なお、アデクションセミナーの参加費1,500円が必要となります。
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●『RANKAについて』
・RANKA(旧MSV)は、2001年にはじまった男性サバイバーのための自助グループです
 次のチラシ(Word)参照: http://www.comcarry.net/~genbu/RANKAchirashi.doc
・当日のRANKAミーティングは、下記の「アデクションセミナー」の分科会一つとして行われます。RANKAの部屋と時間は、当日のプログラムでお確かめください。
・「言いっぱなし、聞きっぱなし」なので、話した内容は外部に漏れません。
・終了後、お茶会をしたいと思います。
・RANKAは誰かが会場を確保してくれれば、全国どこででも開催できるので、お問い合わせください。
・「男性性被害」「援助職による性的搾取と倫理違反」「平和学」にかんする出前講座もお引き受けしています。詳細はくろたけまで。
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●『第22回アディクション・セミナー in YOKOHAMA について』
・日時:2011年2月11日(金・祝) 10時〜16時半。
・場所:「男女共同参画センター横浜」 (フォーラム)
  〒244−0816 横浜市戸塚区上倉田町435−1
   JR「戸塚駅」、もしくは横浜市営地下鉄の「戸塚駅」より徒歩7分
   電話:045(862)5050 FAX:045(862)3101
  (地図)http://www.women.city.yokohama.jp/sisetu/YWFsisetu.html
 駐車場はほとんどありません。
・参加費:1,500円 (事前の申し込み不要)
・問い合わせ:アデクション・セミナー実行委員会事務局
ケイタイ:080-4329-9607、E-mail: as_yokohama21@softbank.ne.jp、
TEL:045-641-0280、男女共同参画センター横浜 相談室 TEL: 045-862-5058
・その他は、次のセミナーのチラシを参照してください。取材・写真撮影、参加グループ一覧、保育・手話通訳などの情報もあります。
http://www.akk-jp.asia/wp-content/uploads/2010/12/img001.pdf (PDFファイル)